今、世界中で多くの人が様々な恐れを抱いていますね。
健康面、仕事、収入、将来などへの不安と、
不安な状況が長引くことへのストレス、それによる人間関係の変化など、
もう、あれもこれも不安でいっぱいで疲れてしまった人も多いのではないでしょうか。
今回は「お金がなくなることへの恐れ」にフォーカスしたいと思います。
私は数年前に、収入は全くゼロなのに教育費、仕送り、家賃、生活費などの支出がいくつも重なり、
ものすごい勢いで貯金が減っていくという時期を2年ほど経験しました。
貯金が桁でどんどん減っていくのは不安を通り越して、もはや恐怖でした。
恐怖の底に着くまでは、様々な恐れが形を変えながら何度もやってきました。
ある時、お金に対して恐れを感じること自体に嫌気がさし、
「お金がなくなることが、なぜこんなにも怖いんだろう」と
ふと思い、そこからお金とは一体どんなシステムの元に成り立っているのか、
そもそもお金という概念はどこからやってきているんだろう?と
本を読んだり、ネットで調べたり、お金のセミナーやビジネスセミナーなど、
たくさん勉強する中で、自分なりに納得のいく答えにたどり着きました。
そして自分の人生を通して実験と検証を繰り返し、確信を持つようになってから、
お金というものに振り回されることも、恐れることもなくなっていきました。
この体験を通して学んだことは、「恐れているものの正体がわからないから怖い」
のであって、その仕組みを自分なりに納得できるところまでたどり着けば、
闇雲に恐れることはないんだな、ということでした。
(何が正解というものはありません。
過去記事「情報の整理について〜第2回(2020.4.24)」に記しましたのでご覧ください)
文・写真 EIKO