「妊活中だけど、ヨガをしても大丈夫?」「ヨガは妊活に良いって聞くけど本当?」フィレックスにも、そんなご質問をいただくことがあります。
結論からお伝えすると、ヨガそのものに不妊を治す医学的な効果があるわけではありません。ただし、心と体を整えることを通じて、妊活中の毎日をサポートしてくれる可能性があることが、いくつかの研究からわかってきています。今回は、ヨガと妊活の関係について、現時点でわかっていることを整理してご紹介します。
ヨガが妊活中の方にやさしいと言われる理由
① 自律神経を整え、ストレスをやわらげる
妊活中は、スケジュール管理や結果への不安から、知らず知らずのうちに交感神経が優位な状態(緊張・興奮モード)が続きやすいと言われています。ヨガはゆっくりとした呼吸と動きを組み合わせることで、副交感神経(リラックスモード)を優位にしやすく、心の緊張をやわらげる効果が期待されています。
② 血流を促し、体を温める
ヨガのポーズには、骨盤まわりや股関節を大きく動かすものが多くあります。全身をゆっくり動かすことで血液やリンパの流れが促され、冷えの改善につながると考えられています。
③ 睡眠の質をサポートする
呼吸を深め、心身の緊張がやわらぐことで、夜の眠りの質が整いやすくなるとも言われています。良質な睡眠は、日々のホルモンバランスを支える土台のひとつです。
学術的には、どこまでわかっている?
近年、国内外でヨガと妊活・不妊治療に関する研究が少しずつ進んでいます。ヨガの継続によってストレスホルモンとされるコルチゾールの数値に変化が見られたとする報告や、自律神経のバランスに良い影響があったとする報告、体外受精など生殖補助医療の結果に良い影響があった可能性を示す予備的な研究も出てきています。
ただし、現時点では「ヨガをすれば妊娠しやすくなる」と結論づけられるほどの明確な医学的根拠はまだ十分ではなく、研究者たちも研究デザインのばらつきなどを指摘したうえで「有望だが、さらなる研究が必要」としています。ヨガはあくまで、心と体を整えるための一つの選択肢としてとらえていただくのがよいでしょう。妊活・不妊治療についてお悩みの方は、まず専門の医療機関にご相談いただくことをおすすめします。
フィレックスでの過ごし方
フィレックスには現在、妊活専用のクラスはございませんが、通常のヨガクラスの中にも、呼吸を深めながらゆっくりと体をほぐす「やさしいヨガ」など、初心者の方や体を大きく動かすことに不安がある方にも無理なく参加いただけるクラスをご用意しています。
「激しい運動は苦手」「まずは呼吸を整えることから始めたい」という方は、ぜひ一度、体験レッスンにお越しください。インストラクターが体調やお悩みをうかがいながら、無理のないペースで一緒に進めていきます。
※ご妊娠中の方、治療周期中で体調に配慮が必要な方などは、ご予約の際にスタッフまでお気軽にお知らせください。